タブ譜の読み方

ここではギターのための楽譜、「タブ譜」の読み方を解説します。Tabulatureといい各楽器のものがありますが、ギターのものが一般的によく使われます。

タブ譜とは

図の通り、各々の線がギターの弦を表していて、数字がフレットを表します。0は何も押さえない、開放弦を表します。

例えば右の図の一番左の音は、5弦3フレットを押さえた音になります。

タブ譜

タブ譜には右の図のように五線譜とセットになっているものもあります。タブ譜だけだと音符の長さがわかりにくいのですが、五線譜とセットなら音の長さもわかります。

タブ譜

タブ譜の記号

タブ譜の記号を紹介します。左手のテクニックが多く含まれているので、左手のテクニックも参考にしてください。

ハンマリング・オン

ハンマリング・オンは一つ目の音をピッキングした後、左手をたたくように押さえることにで音を出すテクニックです。右のタブ譜では、7フレットの音はピッキングせず、5フレットの音をピッキングした後、7フレットを押さえることで音を出します。

ハンマリング・オン
プリング・オフ

プリング・オフは一つ目の音をピッキングした後、左手を引っ掛けるように離すことで音を出すテクニックです。右のタブ譜では、7フレットと5フレットを押さえたままピッキングし、7フレットを押さえている指で弦を引っ掛けることで5フレットの音を出します。

プリング・オフ
スライド

スライドは左手の押さえているフレットを抑えたまま動かすことで音を変えるテクニックです。高い音にスライドをスライド・アップ、低い音にスライドする場合をスライド・ダウンなどといいます。

スライド
チョーキング

チョーキングは抑えている弦を上、もしくは下に引っ張ることで音を高くするテクニックです。チョーキングのときには音を1/4、半音、全音など高くする場合があり、それぞれ使い分けます。

チョーキング
ストローク

上から下に向かって「ジャラン」と弾くことを表します。

ストローク
ピッキング記号

「П」「V」がストロークの方向を表します。「П」がダウン、「V」がアップストロークです。

ピッキング記号